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【明解要解】SITの訓練初公開 犯人確保へ日々進化の精鋭 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:脅迫
身代金目的誘拐や人質立てこもりといった事件を専門に扱う警視庁捜査1課特殊犯捜査係(SIT)が、昭和39年の発足以来、初めて訓練を公開した。その実態はベールに包まれたままだが、最近はテレビドラマでも取り上げられるなど一般にも存在が広まってきている。訓練では一糸乱れぬ連携を披露し、実力の一端を示すには十分な迫力。過去の苦い教訓を生かしつつ、精鋭部隊は日々進化を遂げている。(社会部 伊藤真呂武)
「人質は右奥のソファ。犯人は右手に刃物」
2月14日午後、東京都内の施設で公開された訓練。犯人が人質に刃物を突きつけて立てこもっている−との想定だ。ゴーグル付きのヘルメット、紺の特殊スーツに身を包んだSIT隊員は、ドアの前で突入の機会をうかがい、イヤホンから流れる無線の指示に耳を傾ける。小型カメラで室内を映し出すモニターを監視する隊員から、室内の様子が事細かに伝えられる。
怒号をあげ、落ち着きなく歩き回る男。不用意にドアに近づいたタイミングをとらえ、モニター監視役の隊員から指示が出た。「チャンスだぞ。行くぞ、行くぞ」。ゴーサインと同時にドアを破って突入。男の顔面にクッションを投げ、ひるんだすきに4人掛かりで一気に組み伏せた。
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SITは「Special(特殊) Investigation(捜査) Team(係)」の頭文字。昭和38年の「吉展ちゃん誘拐事件」で、身代金を奪われた上に吉展ちゃん=当時(4)=を殺害され、一時的に犯人に逃走を許した“失態”が発足のきっかけとされる。

