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【グローバルインタビュー】三浦事件 司法取引の可能性も (2/2ページ)
−−三浦容疑者は拘束中の自治領サイパンでロス移送却下を申し立てたが
「移送は99%認められる。(申し立ては)海に砂をまくようなものだ。米国では移送はほとんど必然的である。相当の理由がない限り、移送される。この事件において三浦容疑者は移送されるだろう」
−−移送後、ロスで公判が始まるまでどれぐらいの期間を要するか
「起訴が完了するまでに3週間。それから公判前手続きに移る。6カ月かかるとみるが、しばしば公判よりも長期化し、2年もかかるケースもある」
−−保釈はありうるか
「第1級殺人だけに保釈は普通はない。(殺人事件で逮捕されて裁判になった元フットボール選手の)O・J・シンプソンが保釈されたのは、みなが彼の顔を知っていたからだ。もし、三浦容疑者が移送を受け入れて数百万ドル出すならば、保釈を認める裁判官がいるかもしれないが」
−−公判での検察側の課題は
「共謀は複数の人物による犯行の合意だ。検察はまずこの合意があったことを証拠で示す必要がある。次に合意に基づいて誰が銃撃したか、そして、誰が彼らに銃撃させたかだ。(犯罪にかかわる人物を免責するかわりに聴取する)司法取引がこの事件ではありそうな気がする」
−−実行犯が不明でも、共謀の合意は立証できるか
「状況証拠で立証は可能だ。私は新証拠が必要だとは思わないが、入手した可能性はある。しかし検察は、すでに知っている証拠で三浦容疑者を有罪にできるだろう。彼が日本の裁判で行った証言は、すべて米国で証拠として使えるだろう」
「ロスは銃撃がよく起きる危険な場所というのは当時のよく知られたイメージだった。誰かを殺したいと思ったら、ロスで実行する。それは少数の人々しか殺人に注意を払わないからだ。三浦容疑者は『なぜ他の事件でなく、この事件を捜査するのか』と考えているのかもしれない」
■ローレンス・ウォルフ氏 1972年からロサンゼルス地方検事局の検事。ロサンゼルス郡上級裁判所特別補助裁判官を最後に89年退職し、劇作家として活躍。

