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地上げめぐり不動産会社社長逮捕 (1/2ページ)
東証2部上場の不動産・建設会社「スルガコーポレーション」(本社・横浜市)が所有していた東京都内のオフィスビルをめぐり、弁護士資格がないのに、報酬を得て立ち退き交渉などをしていたとして、警視庁組織犯罪対策4課は4日午前、弁護士法違反(非弁行為)の疑いで、大阪市東住吉区の不動産会社「光誉実業」の社長、朝治博容疑者(59)ら10人を逮捕した。
朝治容疑者らはスルガ社から約40億円を受け取り、10億円前後が報酬だったとみられる。同容疑者は指定暴力団山口組との関係が指摘されており、組対4課は一部が山口組側に流れた可能性が高いとみて解明を進める。
スルガ社はこのビル以外にも都心で複数のビルを買収。朝治容疑者らに立ち退き交渉を依頼しており、上場企業としてのモラルが厳しく問われそうだ。
問題のオフィスビルは、千代田区麹町にあった「秀和紀尾井町TBRビル」(13階建て)。参院議員宿舎の隣の1等地で、登記簿などによると、平成17年9月にスルガ社が外資系信託銀行から取得。19年9月までに解体されて現在は駐車場となっており、所有権は別の信託銀行に移っている。
調べでは、朝治容疑者らは17年秋から入居していた弁護士事務所や会社事務所などと立ち退きの交渉をして、スルガ社から報酬を受け取った疑い。実際はスルガ社にビルの所有権があるのに、光誉実業側に移ったような説明をして、入居者らに立ち退きを迫っていた。
朝治容疑者は関西に拠点を置き活動する「地上げ屋」として知られ、山口組の有力幹部と親交があったという。
光誉実業に立ち退き交渉などを依頼していたスルガ社は、昭和47年に「駿河建設」として設立。平成7年、東証2部上場を果たした。銀座や六本木など一等地の不動産開発を手がける業界中堅企業で、昨年3月期の売上高は792億円。



