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携帯電話2万台超を解析 事件捜査の重要な手法に

2008.3.4 10:28
このニュースのトピックス凶悪事件

 昨年1年間に全国の警察が事件捜査のために押収するなどしてデータ解析をした携帯電話が2万507台に上ったことが4日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた平成17年と比べ1・6倍に急増。消去されたデータから殺人事件の解決に結び付いたケースもあり、携帯電話の解析は事件捜査の重要な手法となっている。

 証拠隠滅のため、携帯を破壊したり、メールや画像、通話記録などを消去したりするケースが多く、警察庁は昨年から消去されたデータを復元する手法などをまとめたマニュアルを作成。捜査現場で技能向上のために利用できるようにしており、年間の解析数も今回初めて明らかにした。

 警察庁によると、携帯の解析数は17年には1万2865台、18年は1万7675台だった。

 昨年1月に宮城県で起きた母子殺人事件では、母親=当時(36)=が首をつった状態で見つかり、当初は無理心中とみられていたが、携帯電話のメールが不自然に削除されていることが発覚。

 交際していた男が、被害者との関係を隠すため殺害後に消去していたことが分かり、殺害時刻の特定や男の逮捕にこぎ着けた。

 携帯電話をメモ帳代わりに利用する人も増えており、行動確認の資料としても重要性を増しているという。

 また、交通事故後に出頭した人物の携帯の着信記録を調べ、知人に依頼されて身代わり出頭していたことが判明したケースもあった。

 警察庁はパソコンなど電子データの解析を行うため平成11年に解析担当課を設置。捜査に活用するための研究を進めている。

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