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【法廷から】幼なじみの2人を引き裂いたMDMA (3/3ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
一方の元被告も自身の裁判で「一緒に改善したい」と述べ、被告との関係を断つことを拒んだ。だが、弁護人が家族のことを口にすると被告の様子が変わった。
弁護人「自宅から遠い拘置所まで面会に来てくれた父母についてどう思っている?」
被告「今まで友人が第一で、家族は二の次。(逮捕されて)見捨てられると思っていたけど、見捨てられなかったのがすごくうれしくて、逆に友人より親かなと思った」
弁護人「幼なじみの○○との今後の付き合い方はどうする?」
被告「今の段階ではよくわからない。ただ、今までみたいな付き合いはできない」
薬物は心のすき間にふっと入り込んでくるのだろうか。自分だけは薬物を使うことはないと多くの人は思っている。だが、被告が語った理由は誰もが陥る可能性のある悩みだった。
弁護人「昨年2月にMDMAを頻繁に使った理由は?」
被告「夜型の生活をしていて、客とのトラブルや当時付き合っていた人の悩みで精神的に安定していなくて、病院に行かずに薬物の誘惑に負けた」
傍聴席と被告人席を隔てるさくは、われわれが思うより高くはないのかもしれない。
検察側は懲役1年6月を求刑。判決は3月5日に言い渡される。(末崎光喜)