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血清など2600検体を無断で提供 旭川医大病院
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北海道旭川市の旭川医大病院(松野丈夫病院長)は28日、臨床検査部の幹部職員が平成16年8月から18年12月の間に5回にわたり、血清など検体約2600点を、大半の患者に無断で、塩野義製薬や大正富山医薬品など計4社に提供していたと発表した。
このうち約1800点は梅毒の検査に用いられた血清で、感染していた約160点を含め、いずれも氏名や検査データなど個人情報が一緒に提供されていた。
記者会見した松野病院長は「弁解の余地がない」などと謝罪。かかわっていた職員4人を懲戒処分する考えを示した。
病院側の説明では、検体はこのほかエイズウイルス(HIV)の抗体検査を終えた血清約420点、大腸菌やブドウ球菌など菌約360株など。HIV感染が疑われた血清も含まれていた。
新たに開発する検査試薬と従来の試薬の検査結果を比較することなどが目的だったという。
提供先の4社からは大学側に17年5月から計約385万円が寄付され、臨床検査部で学会への出張旅費やパソコン購入費などに使われた。同病院は近く検体を回収する予定。
同病院では昨年7月にも、臨床検査技師を養成する専門学校に対し、患者の了解を得ずに血清や尿を提供していたことが判明。その後「ほかにも無断提供があるのではないか」との投書があり、再調査の結果、今回の無断提供が判明した。