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防衛省、捜査前に当直士官を聴取 海保に伝えず (1/2ページ)
このニュースのトピックス:イージス艦衝突事故
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、防衛省が、海上保安庁の捜査前にあたごの当直士官だった航海長をヘリコプターで省内に呼びつけ、事故に関する聴取を行っていたことが26日、分かった。防衛省側は聴取の実施や聴取内容を海保側に伝えたとしているが、海保側は否定している。
防衛省が当直士官の航海長をヘリで東京都新宿区の省内に呼んだのは事故から約6時間後の19日午前10時すぎ。約1時間にわたって聴取し、再びヘリであたごに戻した。
26日午後に会見した吉川栄治海上幕僚長は「自分の判断で航海長を呼んだ。19日午前10時前に(海自の)横須賀地方総監部から横須賀海上保安部に連絡して了承をとった」と海保側に事前連絡したことを強調。防衛省幹部は「聴取内容も一部伝えた」としているが、海上保安庁と第3管区海上保安本部(横浜)は「そうした事実は確認していない」と否定した。
さらに、海上幕僚監部は19日深夜にも、海保側に通告しないままあたごに戻った航海長や乗組員から電話で事情聴取しており、海保を所管する冬柴鉄三国土交通相は26日の会見で「捜査権限がある私どもの了解を得てやるのが筋」と述べ、防衛省の対応に不快感を示した。

