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知人男性のパソコン技術ねたむ ウイルス作成の院生を追起訴

2008.2.26 22:39
このニュースのトピックス知的財産

 アニメ画像を無断使用してコンピューターウイルスが作成された事件で、大阪電気通信大大学院生の中辻正人容疑者(24)=大阪府泉佐野市=が京都府警の調べに、「感染した他人のパソコンから流出させた個人情報を悪用した」と供述していることが26日、わかった。知人男性の顔写真をウイルスに組み込んでばらまいた動機には、知人男性のパソコン技術へのねたみがあったことも判明。京都地検は同日、知人男性に対する名誉棄損罪で追起訴した。

 起訴状によると、中辻被告は昨年11月上旬、自宅のパソコンで、大学院の同級生の男性の名前や住所、顔写真を勝手に使い「著作権侵害行為の感染破壊活動を開始する」などと表示するウイルスを作成。ウィニーの利用者に閲覧させた。

 調べによると、同級生の顔写真は平成17年10月ごろ、大学構内で携帯電話のカメラを使って隠し撮りして入手。同級生がネットからさまざまなデータを収集したと自慢していたことにねたみを抱いていたという。中辻被告は「ファイル交換ソフト『ウィニー』利用者を対象にした愉快犯だった」と供述。反省の態度を示しているという。

 一方、府警のこれまでの調べで、中辻被告がウイルスに感染させたパソコンから盗み取った5000件以上の情報には、ポータルサイト「Yahoo!」の会員IDやパスワードも含まれていたことが判明。これらを使い、会員サイトに繰り返しログインして、他人のメールを盗み見ていた。

 中辻被告は19年春ごろから、ウイルスに感染したパソコンのネット上での住所にあたるIPアドレスを記録。「もっと進化したウイルスを作って感染したパソコンを遠隔操作しようと思っていた」と供述し、府警は中辻被告が興味本位で不正行為をエスカレートさせようとしたとみている。

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