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三浦容疑者逮捕 沈黙守る当局 なぜ今? ねらいは? (1/2ページ)

2008.2.24 21:22
このニュースのトピックスロス疑惑

 【ロサンゼルス=松尾理也】米ロサンゼルス市で起きた銃撃事件に絡み、会社役員、三浦和義容疑者(60)が逮捕された事件で、日本での無罪確定後の逮捕という異例の手段に踏み切ったロサンゼルス市警は23日、一切の情報提供を拒否して沈黙を守り、「ロス疑惑」と呼ばれた一連の事件を担当した元捜査担当者らも口をつぐんだ。なぜ、事件発生から27年を経た今、摘発に着手したのか。その意図とねらいはまだ明確には示されていない。

■沈黙

 「三浦容疑者逮捕」の一報は、米メディアの間でも高い信頼性を誇るロサンゼルス・タイムズが報じる形で明らかになった。事件の意外性も相まって、市警の並々ならぬ意気込みを感じとった向きも多かったはずだ。

 しかし実際にはタイムズの満を持した“スクープ”というよりは、前日にとくに目立つことなく提供された発表資料をそのまま記事にしただけ、というのが真相のようだ。扱いは地方版の片隅という地味なもの。執筆した記者も「発表資料以上の情報は得ていない」と話す。

 ロス市警はこの日殺到した日本のマスコミからの取材にも一切応じず、ほかの米メディアもこのニュースにほとんど反応を示さなかった。

 今回捜査にあたった市警未解決事件担当班は、迷宮入りと思えた事件を解決するなど、派手な活躍を見せる部署でもある。しかし、市警を監督する立場の地方検事局のある検事は「優先されるのはフレッシュな事件。未解決事件をめぐってはすでに逮捕状や捜索令状が山のように準備されているが、他の事件が平穏な時機を見計らって消化するのが精いっぱい、というのが現実」と明かす。

 地元テレビ局の特集によると、ロサンゼルス地域では1960年以降、殺人件数は累計で2万7000件にものぼり、うち約9000件が未解決となっている。殺人事件に時効のないカリフォルニア州では、こうした未解決事件が次々に堆積(たいせき)してゆく。

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