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キャリア飲み込んだ“利権”の渦 国交省贈収賄 (1/2ページ)
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専門家を自負するキャリア職員が“利権”の渦に飲み込まれた。国土交通省・国営飛鳥歴史公園事務所(奈良県明日香村)発注の工事をめぐる競売入札妨害事件は、国交省キャリア職員2人が絡む事件に発展した。大阪地検特捜部に逮捕された高松正彦(43)、上島晃嗣(52)の両容疑者は「造園職」と呼ばれる少数の技術系職員。2人が所属していた公園緑地課は年間事業費約2000億円を超える実権を握っており、業者の営業攻勢も激しかった。
東京・霞が関の国交省は23日早朝から都市・地域整備局や公園緑地課の関係者が集まって対応を協議。幹部が人事課などと調整に追われ、休日出勤の職員が不安そうな表情で仕事していた。
公園緑地課などによると、高松容疑者は昨年4月から同課緑地環境推進室の企画専門官。国交省が今通常国会に提出した目玉法案の一つの「歴史まちづくり法案」の作成や、都市緑地保全などの仕事を広く手掛けてきたという。24日から都市緑化の視察でイタリアなど欧州に出張する予定だった。同課の職員は「まじめで几帳面な人。信頼していただけに驚いている」と話す。
一方、都市再生機構に出向している上島容疑者は15年4月〜16年10月、同課緑地環境推進室室長を務めた後、内閣府に出向。18年7月、同機構の業務第3部担当部長に就任した。「話し好きで陽気なタイプだった」(知人)という。