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捜索の難航続き疲労濃い関係者 イージス艦衝突事故 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:イージス艦衝突事故
「力になれなくてごめんな」。漁船「清徳丸」の吉清(きちせい)治夫さん(58)と長男、哲大(てつひろ)さん(23)父子が冬の海で消息を絶ってから丸3日。清徳丸が所属する新勝浦市漁協川津支所の仲間らは22日も漁船で捜索に出たが、強風に阻まれて断念。港には、海から戻った船を一隻ずつ回って頭を下げる吉清さん父子の親族の姿があった。親族らは23日午前、自衛隊のヘリで現場海域にいる護衛艦に行き、2人が好きだった酒を海に流すという。
22日午前3時過ぎに出港した捜索船団だが、強風のため正午過ぎには捜索打ち切りが決定。20、21日の捜索も強風のため途中で打ち切りや中止になっており、満足に捜索できたのは初日だけ。仲間の漁師らに無念さが漂った。
「ありがとう」。続々と帰港してきた漁船一隻一隻に、治夫さんの兄、吉清高志さん(60)らが頭を下げて回った。高志さんの目に涙が光った。
哲大さんの幼なじみの吉清紘生さん(22)は、「かける言葉もなかった。本当に悔しい」。男性船長(67)は「力になれなくてごめんな」とうなだれ、別の船長は高志さんに手を振りながら「いいよ、いいよ」とだけ言った。

