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安易な書き込みに厳罰を 2ちゃんねる上の脅迫事件
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インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「千葉の子供を殺す」と書き込んだ23歳の男が、脅迫容疑で千葉県警に逮捕された事件。
インターネットの掲示板への書き込みによる悪質ないたずらなどは、最近では「学校裏サイト」と呼ばれる掲示板で、中傷メールによるいじめや問題画像の流出なども表面化。ネット特有の匿名性を悪用した書き込みには、より厳しい姿勢が求められる一方、ネット内の表現の自由に対する規制の問題や取り締まりの限界もある。
今月7日、岐阜県警が県内の男子高校生(17)を、他校の女子高校生への脅迫容疑で書類送検した。また大阪では昨年8月、停学処分を逆恨みし、校長の実名を挙げて「殺す」と書き込んだ男子高校生が脅迫容疑で逮捕された。いずれも被害者が受けた不安や恐怖を重視して立件した。
一方、爆破や児童の殺害予告などの書き込みは、被害者の特定が難しいことから、学校への威力業務妨害容疑などで立件するケースが多い。平成18年12月、渋谷区の私立小学校を名指しし、児童の殺害予告を書き込んだ男が威力業務妨害で警視庁に逮捕されている。
今回のケースは、悪質ないたずらなどを取り締まる軽犯罪法(業務妨害)の立件を検討したが、被害者を千葉県内の女子児童約16万5000人とすることで脅迫容疑を適用した。板倉宏・日大教授(刑法)は「被害者の枠組みを大きく構えることで、軽犯罪法でなく、より厳しい法定刑での立件が可能になり、悪質な書き込みへの抑止力につながる」と話している。
一方、こうした動きを危惧(きぐ)する声もある。ネット犯罪に詳しい園田寿甲南大教授(刑法)は「個人に対する犯罪である脅迫罪を不特定多数に広げることが、明らかに行き過ぎ。ネット内の表現の自由を規制する動きにつながりかねない」と指摘する。