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【衝撃事件の核心】子煩悩、PTA会長…「模範」消防団員が抑えられなかった「暗い欲望」 (1/3ページ)

2008.2.10 08:58
このニュースのトピックス衝撃事件の核心

 火の怖さを最もよく知っているはずの消防団員が、東京都大田区で連続放火を繰り返していた。しかも13年前には親子が焼死した放火にも関与。「スリル感からやみつきになったんです…」。警視庁に現住建造物等放火容疑で逮捕された元田園調布消防団員、国分徹容疑者(48)はそう供述して泣き崩れたという。消防団にPTA、町内会の行事…。地元では積極的に地域活動に参加していたという容疑者。が、その心の奥底には、抑えがたい「暗い欲望」があふれていた。(森本充)

 

現実逃避…河川敷のゴミに火をつけ「快感」に

 国分容疑者が放火にのめり込んだのは、ふとしたことがきっかけだった。

 平成6年。河川敷のゴミに、興味本位で火をつけたことだった。

 「現実逃避ができるような気持ちになった。そのときの快感が忘れられず、犯行を繰り返すようになった」

 そう供述している。

 ゴミからバイク…。放火の対象がエスカレートするのに、さほど時間はかからなかった。

 「燃えやすい古い家を見ると、(火をつけたいという)気持ちを抑えられなくなる」

 そうなるほどまでになっていたという。

 河川敷のゴミに火をつけて“目覚めてしまった”翌年の7年12月19日。

 国分容疑者はいつものように古い木造の物置を見つけて、ライターで火をつけた。

 だが、この日は火の勢いが強く、隣のアパートがまたたく間に真っ赤な炎に包まれてしまったのだ。

 アパート2階には脳性まひで寝たきりの斎藤和男さん=当時(34)=が取り残されていた。いったんは避難した父親の安一さん=同(69)=は躊躇することなく、アパートに残された和男さんの救出にむかったという。しかし2人はそのアパートで焼死した。

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