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毒ギョーザの袋から検出の「ベンゼン」、国内農薬には使用せず (2/2ページ)
農水省農薬対策室によると、国内の農薬用有機溶剤として使用される可能性があるのはキシレンで、トルエンは補助剤として混じる可能性があるという。だが、ベンゼンは10年以上前から、農水省が口頭で農薬メーカーに使用しないよう要請しており、「現在流通している国内の農薬からは検出されない」(同室)としている。
ジクロルボスが含まれる家庭用殺虫剤を承認している厚生労働省も「ベンゼンを含有したものはない」(審査管理課)としており、ギョーザに付着していたジクロルボスは国外の農薬だった可能性が強まった。
ジクロルボスについて、厚労省幹部は「農薬が手に付いたのを気付かずにギョーザを作ったというレベルではない。近くに容器に入れた農薬があり、ボタボタと付くぐらいの量」と話している。
■ベンゼン 別名・ベンゾール。無色透明の液体で、基礎的な化学原料として工業製品など多方面に使用されている。揮発性、引火性が高い。環境中にも広く存在し、自動車の排気、石炭や石油の燃焼で空気中に排泄(はいせつ)されることから、環境基準に定められている。たばこの煙に含まれ、発癌性も指摘されている。中国では2005年11月、吉林省吉林市の化学工場爆発事故で約100トンのベンゼンが松花江に流入。下流の黒竜江省やロシアまで達し、問題となった。

