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丸八証券元会長を聴取 新規上場株の相場操縦容疑
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丸八証券(名古屋市)の吉田則雄元会長(67)ら幹部が新規上場企業の株価を不当に維持したとされる事件で、名古屋地検特捜部は6日、証券取引法違反(相場操縦)の疑いで、元会長から任意で事情聴取を始めた。
特捜部は、証券市場を支える立場の証券会社が組織的に株価に悪影響を及ぼす違法行為を行ったとの見方を強めており、証券取引等監視委員会と連携し立件に向けて全容解明を進める。
相場操縦容疑で証券会社の元中枢幹部が立件されれば初めてとなる。
調べなどによると、丸八証券は冷凍食品大手「加ト吉」(香川県)の子会社「ケイエス冷凍食品」(大阪府)が平成18年3月に名古屋証券取引所2部に新規上場した際、主幹事を担当。元会長らは公募価格(1850円)と同程度の価格で株価を維持、固定するため、同年の4月中旬から5月下旬にかけ、顧客約100人から計約3万3000株の買い注文を取り次いだ疑いが持たれている。
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丸八証券は愛知県を地盤にする中堅証券会社。昭和19年に設立され、主な顧客は一般投資家。平成19年3月期の売上高は約52億円、資本金は約32億円。19年9月末現在の従業員は274人。7年6月、野村証券の常務だった吉田則雄氏(後に会長)が社長に就任、16年ジャスダック証券取引所に新規上場した。19年10月、金融商品取引法が禁じた一任勘定取引や上場企業の株価の相場操縦をしたとして、東海財務局から業務停止処分を受けた。同12月、証券取引等監視委員会が相場操縦容疑で強制調査。吉田元会長は社内処分で相談役を解任された。

