ニュース: 事件 RSS feed
ギョーザ問題 相次いだ千葉市側の判断ミス「被害拡大は防げたはず」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:中国製ギョーザ中毒問題
中国製ギョーザ中毒事件で、最初の被害者から報告を受けた千葉市が十分な対応を取っていれば、被害拡大を防ぐことができたとの見方が強まっている。中毒症状を起こした女性(36)と家族は「検査して」と市保健所に何度も訴えたが断られた。生協側の「皮から強い異臭がする」との検査報告にも、再検査の指示や国への報告をしないなど、関係した市の各部署で初の事態に対応できなかった。危機管理能力のなさを露呈した形の市側に、女性の父親(69)は「ほかに被害者が出たら大変だと思って訴えたのに…」と怒りをあらわにした。(中村真由子 西岡瑞穂)
■持参で説明
稲毛区在住の女性は市保健所の仕事始めの1月4日、自宅に残っていた調理済みギョーザを持参、「症状が普通ではない」と再三訴えた。「強い薬品臭がする」とも説明したが、担当者は「今後、似たケースが複数あれば商品を受け取りに行くかもしれない。冷凍保存しておいて」の一点張り。それ以上の対応を拒んだ。
女性は昨年12月28日、夕食のギョーザの味に異変を感じ、口に含んでいた二女(3)にもすぐに吐き出させた。
しばらくして激しいめまい、下痢や吐き気に襲われた。「具合が悪い」との電話で駆け付けた女性の母親もギョーザを舌にのせてみた。「ハッカや炭酸のような強い刺激が一瞬で広がった。すぐに吐き出して何度も口をゆすいだ」。
1月4日、父親も保健所に電話し、「なぜ検査しないのか」と訴えた。検査拒否の姿勢は変わらなかった。


