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【衝撃事件の核心】未練、憎悪、喪失感…元不倫相手の新妻を殺した女の「どす黒い心の底」 (5/5ページ)

2008.2.2 13:48
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
宮城県警仙台南署から仙台地検に送検される村山真紀被告、白いフードを被って顔を伏せていた=平成19年8月25日午後0時32分、宮城県警仙台南署宮城県警仙台南署から仙台地検に送検される村山真紀被告、白いフードを被って顔を伏せていた=平成19年8月25日午後0時32分、宮城県警仙台南署

「憎しみ」と「よく思われたかった」…矛盾する心の動きの中で

 事件発覚後も、村山被告はAさんに連絡を取り続けた。

 妻を殺害され思い詰めた様子のAさんに、香典とともに「これだけは絶対守ってほしい。お願い(あなたに)生きていてほしい」と手紙を送っていた。

 手紙を送った理由について村山被告は「事件への関与を疑われないようにするため」と語ったが、「Aさんによく思われたかったのかもしれない」とも述べ、証言は揺れた。

 「近江さんへの憎しみはなかった」

 そう繰り返しながらも、「Aさんが近江さんと結婚して悔しいと思った」と村山被告は供述する。

 懲役20年の求刑に対し同16年の判決を言い渡した1月31日の仙台地裁判決は「近江さんの夫である男性への未練をつのらせ、夫ではなく何の落ち度もない女性を殺害した」と認定。そのうえで卯木誠裁判長は「憎しみがだれに対するものであったとしても、被害者の落ち度はまったくない。犯行の様子からすると憎しみの程度はきわめて大きい」と断罪した。

 Aさんは法廷に、新妻であったはずの近江さんの遺影を持って訪れ、被告の審理を傍聴した。意見陳述で、こう語った。

 「被告と交際していたことと、由希子の命が奪われるのは関係ありません。殺すなら自分を殺してほしかった」

 「自らの家族のことを考えて自殺未遂をした」として酌量減刑された村山被告。卯木裁判長の判決を受け、傍聴席に一礼して退廷するその背中に傍聴人から激しい言葉が浴びせられた。

 「死ね! 一生恨む。親族まで恨んでやる」

このニュースの写真

近江由希子さんが殺害されて放置された軽乗用車=平成19年6月16日午前0時46分、仙台市若林区の駐車場
事件発覚の翌日、遺体発見現場で鑑識活動を行う捜査員=平成19年6月16日午前9時38分、仙台市若林区の駐車場
近江由希子さんが殺害された軽乗用車を運ぶ捜査員=平成19年6月16日午前1時59分、仙台市若林区の駐車場
事件発覚から2日後、宮城県警の規制線がとかれ、花やぬいぐるみなどが供えられた遺体発見現場の駐車場=平成19年6月17日午後5時5分、仙台市若林区の駐車場
近江由希子さんの遺体発見現場を警戒するパトカー=平成19年6月16日午前2時25分、仙台市若林区の駐車場
近江由希子さんが殺害された軽乗用車やその周りを調べる捜査員=平成19年6月16日午前1時25分、仙台市若林区の駐車場
宮城県警仙台南署から仙台地検に送検される村山真紀被告、白いフードを被って顔を伏せていた=平成19年8月25日午後0時32分、宮城県警仙台南署
村山真紀被告を死体遺棄容疑で逮捕した翌日、事件の情報提供を呼びかける立て板に犯人逮捕の張り紙がされた=平成19年8月25日午前8時41分、宮城県警仙台南署
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