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【衝撃事件の核心】未練、憎悪、喪失感…元不倫相手の新妻を殺した女の「どす黒い心の底」 (4/5ページ)

2008.2.2 13:48
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
宮城県警仙台南署から仙台地検に送検される村山真紀被告、白いフードを被って顔を伏せていた=平成19年8月25日午後0時32分、宮城県警仙台南署宮城県警仙台南署から仙台地検に送検される村山真紀被告、白いフードを被って顔を伏せていた=平成19年8月25日午後0時32分、宮城県警仙台南署

 「(“ハグ”の意味を)はっきりさせたら、自分が捨てられるのがわかっていた」

 5月末。「いつまでハグしてもらえるか考える」という村山被告のメールに「マア(村山被告の呼び名)がおばあちゃんになるまで。それか、マアがいやになるまで」とAさんは返信した。最後の“ハグ”の約2週間前だった。

 その数日後、近江さんは「ゴールデンウイーク中にラブホテルからAさんが村山被告と出てくるのをみた。別れて、いい人を見つけた方がいい」という匿名メールを受け取った。事件の捜査の過程で、村山被告の母親の携帯電話からだったと判明した。

もはや倒錯…「彼が憎かった。全てを彼のせいにしたかった」

 6月8日、Aさんは村山被告を呼び出し、正式に近江さんと入籍したと告げた。

 「幸せになってね。ハグはこれで最後にしよう」

 村山被告は口ではそう言いながらも、「とうとうこのときが来た。いよいよ(Aさんを)あきらめなくちゃいけないと感じた」と思っている。

 6月13日、Aさんから村山被告の携帯電話に、仕事の連絡が入った。

 「もうへらへら話をする間柄じゃない。店の電話にかけて」

 何度別れても、接触の糸口を探し続けてきた村山被告は、その糸口を自ら捨てた。

 翌14日、被告は近江さんを待ち伏せし、殺害した。

 Aさんとの連絡を再開したのは15日。近江さんの行方を心配したAさんが相談のため連絡したときだった。

 「考えすぎだよ。明日になれば帰ってくるよ」と村山被告は応じたが、このときすでに近江さんは遺体で車内に放置されていた。

 村山被告の手には、近江さんの首を強く絞めたために生じた痛みが、まだ残っていたという。

 「(近江さんをつけ回すなど)私が変な行動をとるようになったすべてを、彼のせいにしてしまいたかった。どうやったら彼を苦しめることができるだろう。一番大事なものを奪えばいいんだ」

 検察側は、村山被告の犯行の動機を近江さんへの憎しみだったとするが、村山被告はAさんへの憎しみだったと説明した。

このニュースの写真

近江由希子さんが殺害されて放置された軽乗用車=平成19年6月16日午前0時46分、仙台市若林区の駐車場
事件発覚の翌日、遺体発見現場で鑑識活動を行う捜査員=平成19年6月16日午前9時38分、仙台市若林区の駐車場
近江由希子さんが殺害された軽乗用車を運ぶ捜査員=平成19年6月16日午前1時59分、仙台市若林区の駐車場
事件発覚から2日後、宮城県警の規制線がとかれ、花やぬいぐるみなどが供えられた遺体発見現場の駐車場=平成19年6月17日午後5時5分、仙台市若林区の駐車場
近江由希子さんの遺体発見現場を警戒するパトカー=平成19年6月16日午前2時25分、仙台市若林区の駐車場
近江由希子さんが殺害された軽乗用車やその周りを調べる捜査員=平成19年6月16日午前1時25分、仙台市若林区の駐車場
宮城県警仙台南署から仙台地検に送検される村山真紀被告、白いフードを被って顔を伏せていた=平成19年8月25日午後0時32分、宮城県警仙台南署
村山真紀被告を死体遺棄容疑で逮捕した翌日、事件の情報提供を呼びかける立て板に犯人逮捕の張り紙がされた=平成19年8月25日午前8時41分、宮城県警仙台南署
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