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未成年の禁煙治療も保険で 医療現場から適用求める声

2008.2.1 10:04
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中高生の禁煙外来を担当する大竹修一医師=平成19年12月、山形市の東北中央病院中高生の禁煙外来を担当する大竹修一医師=平成19年12月、山形市の東北中央病院

 未成年者の喫煙防止策「taspo(タスポ)」だが、全国でも珍しい中高生の禁煙外来がある東北中央病院(山形市)の大竹修一医師は「自動販売機がある以上、根本的な解決にはならない」と懐疑的で「成人の禁煙治療には2年前から健康保険が適用されているが未成年はまだ。未成年の喫煙も『ニコチン依存』という病気で、保険適用で受診・治療数を増やす必要がある」と訴える。

 東北中央病院は平成12年に中高生の禁煙外来を開設、年間約30人が受診する。治療は成人と同様、ニコチンを含ませたパッチを皮膚に張ることでニコチンを摂取させ、喫煙しなくても済むようにするのがメーンだ。

 しかし、保険適用外のため未成年はすべて自費。成人は標準的な治療(3カ月)で約1万2000円の自己負担だが、未成年は同期間でパッチ代やカウンセリング料など計3万−4万円掛かるという。

 16年度の厚生労働省研究事業によると、高3男子の喫煙経験率は42%。毎日喫煙する生徒も13%で、大竹医師は「未成年はニコチン依存がひどくなりがち」とも指摘する。治療を始めて約2カ月の中学2年の男子(14)は「前はたばこを吸わないと暴れたくなるほどいらいらしたけど、今はそんなことはない」と落ち着いた様子で話す。

 ただ厚労省は「未成年は喫煙期間が短く依存症には該当しない」と保険適用に後ろ向きで「法律上、喫煙できない未成年の禁煙外来の状況についても把握していない」などと説明するだけだ。

 大阪府立健康科学センターの禁煙カウンセラー増居志津子さんは「成人の保険適用で禁煙治療が増えるのに伴い肺がんなどが減り、15年間で約900億円の医療費が削減できるとの試算もある。お金のない未成年は治療費が負担となることがあり、厚労省は適用を検討すべきだ」としている。

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中高生の禁煙外来を担当する大竹修一医師=平成19年12月、山形市の東北中央病院
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