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中国製餃子中毒事件 被害さらに拡大
中国製冷凍ギョーザの農薬混入事件は発覚から一夜明けた31日、全国各地の保健所などに被害の届け出が相次ぎ、体調不良を訴えた人は大阪府、兵庫県など17都道府県で少なくとも計38人に上った。警察当局は有毒物質が含まれた食品の販売を禁じた食品衛生法に違反した行為がなかったか慎重に調べる方針だが、中国での製造過程の捜査は困難とみられる。
一方、食中毒症状を訴えた兵庫県高砂市の一家3人のうち2人の胃を洗浄した際の洗浄液から、有機リン系の農薬「メタミドホス」の成分が検出されていたことが県警捜査1課の調べで判明。2人が食べたギョーザにもメタミドホスが含まれていた可能性が高いという。30日の時点では、ギョーザのパッケージの内側からのみ農薬成分が検出されたとみられていた。
大阪府東大阪市は31日、中国製ギョーザを食べた30代の女性が体調不良を訴え、市内の医療機関で治療を受けていたことを明らかにした。市によると、女性は16日にギョーザ10個を食べ、翌日からむかつきや吐き気などの症状が続いたため、30日に同市内の医療機関で診察を受けた。快方に向かっているという。
大阪府泉南市では今年1月8日、女児(4)と父親が嘔吐(おうと)や発熱などの症状を訴えた。家族でその時期、市内で購入した手作りギョーザを食べたという。
大阪府八尾市の一家5人も今月28日、市内のスーパーで購入したギョーザを食べ下痢、嘔吐などの症状が出た。また大阪府食の安全推進課によると、藤井寺市の女性(27)も問題のギョーザを食べて腹痛や下痢の症状を訴えたが、快方に向かっているという。
兵庫県尼崎市保健所には31日、家族4人でギョーザを食べ、下痢や嘔吐などの症状が出たという届け出があった。市保健所によると、この家族は今月15日の夕食でギョーザを食べたところ、うち3人が下痢や嘔吐などの体調不良を訴えたという。
また京都市生活衛生課によると、30日午後9時20分ごろに同市伏見区の男性(24)が「吐き気をもよおしている」と119番して救急搬送されたが、すでに回復。
奈良市内では、昨年12月末から1月初めごろに「ひとくち餃子」を食べた50歳代の女性が、下痢や腹痛、嘔吐などの症状を起こしていた。軽症で現在は回復している。31日朝、女性から市保健所に連絡があった。
市保健所によると、女性はギョーザ5個を焼いたうち1個を食べ、味がおかしいと感じたことから残りは捨てたという。ギョーザの賞味期限は昨年10月20日だった。
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