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摘発ウイルスは悪質な「連鎖型」 駆除しても感染継続  中辻容疑者、巧妙さ増した種作成

2008.1.26 11:36
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コンピューターウイルスに感染すると表示される、テレビアニメの画像を改変した画面コンピューターウイルスに感染すると表示される、テレビアニメの画像を改変した画面

 アニメ画像を無断使用してコンピューターウイルスを作成したとして、大学院生が著作権法違反容疑で逮捕された事件で、容疑の対象になったウイルスは作動すると新たなウイルスに感染する連鎖型だったことが26日、京都府警の調べでわかった。最初のウイルスを駆除しても次のウイルスが残り、被害が継続する悪質なタイプという。府警は原型のウイルスを開発した大阪電気通信大学の大学院生、中辻正人容疑者(24)がより巧妙さを増した亜種に進化させたとみて調べている。

 調べでは、摘発された「クラナドウイルス」は中辻容疑者が数年前に作成したと供述した「原田ウイルス」の一種で、ファイル共有ソフトなどを通じて感染。アニメ動画に見せかけたファイルを実行すると、パソコンに保存した文書やメールなどのファイルをアニメ画像に置き換えて破壊するほか、中辻容疑者が開設した別のサイトに自動的に接続して、新たなウイルスをダウンロードしてしまう。

 新たに感染したウイルスは、パソコンのIPアドレスや保存ファイルなどを、中辻容疑者が作成したさらに別のサイトに流出させる。感染したパソコンのデスクトップ画面を15分間、約45秒ごとに記録し、このサイトに転送。中辻容疑者がパソコンの保存ファイルが破壊される様子を確認できる仕組みになっているという。

 こうしたタイプのウイルスは完全に駆除しにくく、最近は拡大傾向にあるという。

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コンピューターウイルスに感染すると表示される、テレビアニメの画像を改変した画面
押収された、コンピューターウイルスの作成に使われたとみられるパソコンなど=24日午後、京都府警五条署
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