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【法廷から】猫を殺した被告の“心の内面” (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
今、インターネットの世界では猫の動画が見られるサイトが大人気だという。いかに猫好きの人が多いかがわかるが、そんなかわいい猫たちを、なぜ殺さなければならなかったのか−。
動物愛護法違反と廃棄物処理法違反の罪に問われた元カメラマンの男性被告(31)の初公判が21日、東京地裁で開かれた。
起訴状によると、被告は平成19年9月28日、東京都豊島区の自宅マンションで、2、3日前に拾ってきた猫を浴槽に数回たたきつけて殺し、隣家の庭に死骸(しがい)を捨てた。また、同年8月20日〜9月17日の間にも計5匹の猫を同様の手口で殺し、隣家の敷地に捨てた。被告は罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を認めた。
被告は小さいころ、動物をかわいがる子供だったという。情状証人として証言台に立った被告の父親は、「インコ、ひよこ、ニワトリ、犬を飼って、(被告は)世話をしていました」と証言した。
なぜ猫を殺す残虐行為を繰り返すようになったのか。公判で浮かび上がったのは、被告が受けた2つの傷害事件と心的外傷後ストレス障害(PTSD)だった。
弁護側によると、被告は18年7月、勤務していたテレビ制作会社の同僚から仕事上の注意を受け、一方的に顔面を殴られた。歯が折れるなど、全治1カ月の重傷を負い、首と背中に痛みが残った。
19年2月にも、何らかのトラブルから激高した取材相手から重さ4・2キログラムの鉄板を腰にたたきつけられた上、腰がしびれて動けなくなったところをスコップで何度もたたきつけられた。一緒に取材に行ったクルーは一目散に逃げ出し、遠くから被告が暴行を受けている様子を撮影していたという。