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寄り付きで一括売却 NHKインサイダー
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NHK記者らによる株のインサイダー取引問題で、証券取引等監視委員会の調査対象の記者ら3人は、それぞれ回転ずしチェーンのカッパ・クリエイト株を買い付けた翌日の取引が始まる時間帯の「寄り付き」に全株を売却していたことが19日、分かった。3人は、当初からカッパ社株を売り抜けて利益を得ようとしていた可能性が高い。監視委はほかの銘柄についても同様の不正がなかったか、調べを進めるものとみられる。
NHKによると、3人は昨年3月8日、外食産業のゼンショーがカッパ社をグループ化するという「特ダネ」を、午後3時にテレビとラジオで報じられる直前に原稿を管理する内部端末に接続して閲覧。インターネットを利用した取引で、カッパ社株を1000〜3000株買い付けた。
カッパ社株は、同月8日の終値は1720円だった。場が引けた後の午後3時15分、ゼンショーがカッパ社をグループ化することを東証のホームページで正式発表し、翌9日の取引はストップ高の1890円で始まっていた。
関係者によると、3人は、いずれも9日の取引が始まる「寄り付き」の時間帯に、その前日に購入したカッパ社株を、3人ともに全株一括して売却していた。カッパ社株が値上がり確実とみて入手し、翌日の寄り付きで売り抜けようと考えていたものとみられる。3人は10〜40万円の利益を得ていた。
NHKの内部調査で、3人のうち2人は、放送前の「特ダネ」原稿を元にカッパ社株を購入、値上がりが確実と認識していたことを認めているが、残る1人は否定している。
監視委は、3人によるほかの銘柄での不正な取引行為の有無についても調査するとともに、他の職員にも同様の不正行為がなかったかなど調べるものとみられる。