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10病院以上受け入れ拒否が123件 大阪・富田林の救急搬送
このニュースのトピックス:医療搬送受け入れ問題
昨年末に30病院から搬送を拒否されて89歳の女性が死亡した大阪府富田林市消防本部で、昨年1年間の救急搬送で10病院以上に受け入れを断られた例が計123件あったことが10日、分かった。なかには、16病院に受け入れを拒否された末に当日死亡した男性=当時(48)=もおり、同消防本部は「富田林市など府南部は、比較的受け入れ病院が多い大阪市内や府北部と比べて病院数が少ない」としている。
同消防本部によると、昨年の救急出動は計5879件。このうち約2%にあたる123件が、10病院以上に搬送を拒否されていた。また、搬送先が見つかるまで1時間以上経過していたケースも21件あったという。
死亡した男性については昨年2月25日未明、家族から「腹痛で苦しんでいる」などと119番通報があった。しかし「当直医が別の救急患者に対応中」などと同市内外の計16病院が受け入れを拒否。救急車が到着してから約50分後に河内長野市内の病院に搬送されたが、食道静脈瘤(りゅう)破裂で間もなく死亡した。
このほか、同年9月には、おう吐した府内の男性(68)が「ベッドが満床」などを理由に計36病院に搬送を拒否され、約2時間後に同府北部の病院で治療を受けたケースもあったという。
こうした搬送拒否が次々と明らかになっていることから、消防庁では、全国の消防機関を通じて受け入れ拒否の理由や回数について緊急に調査するよう指導している。