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弟の首にナイフ…放火未遂も 逮捕の長男

2008.1.10 10:39
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 青森県八戸市のアパート一室が焼け、母子3人の遺体が見つかった事件。行方不明だった無職の長男(18)は10日早朝、銃刀法違反容疑で逮捕され、3人の殺害を認めた。身柄を確保されたJR八戸駅付近には警察官が10人以上駆けつけ、物々しい雰囲気に包まれた。長男は引きこもりで、ナイフやエアガンを収集していたという。

 長男が見つかったのは駅構内。職務質問する警察官から逃げようと階段を駆け降りたが、東口のタクシー乗り場付近で捕まった。八戸署内では無線で緊迫したやりとりが続いた。「確保!」という署員の叫び声がして、盾を携えた警察官が八戸署から現場に飛び出していった。

 改札口近くの立ち食いそば店の女性店員は、逃走を図る前の、黒い服を着た長男の姿を見た。両脇を固めるように随行する警察官2人と一緒に西口方向に歩いていた。直後、反対の東口の方に全力で走る警察官の姿が見えた。

 始発電車が走りだす時間帯で、普段は行き交う人もまばらな駅構内に、警察官のものとみられる大声が響いた。「事件が起きたとすぐ分かった」。女性店員は驚いた様子で当時を再現した。

     ◇

 事件の現場となった八戸市のアパート前には、殺害された二男(15)の友人らが駆けつけた。長男は小学生のころから自宅に引きこもり、家庭内で暴力を振るうこともあったという。

 二男の友人(14)は「お兄さんは、いつだったか自宅に油をまいて火を付けようとしたらしい。お母さんとたまにけんかをしていたようだ」と話した。

 別の友人(15)は「小学校の頃、朝起きるとお兄さんが首にナイフを突きつけていたことがあり、怖がっていた。お兄さんはナイフやエアガンを収集していたようだ」と明かした。

 殺害された二男と長女はいずれも柔道部に所属する仲のいい兄弟だった。

 部活仲間の男子生徒(15)は「二男は一度挫折したバスケットボール部に入り直そうとがんばっていた。正月には大会前のように坊主頭で気合いが入っていた。長女はいつも元気で、部内で一番大きな声で『ファイト』」と声を出していた。まさかこんなことになるとは…」と顔を曇らせた。

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