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【衝撃事件の核心】荒れる銃犯罪、防圧に秘策あるか (1/4ページ)
スポーツクラブでの乱射殺傷、立てこもり発砲に暴力抗争による銃撃、入院患者の射殺…。拳銃や散弾銃など銃器による凶悪事件が相次いだ今年、死傷者数は11月末現在で既に30人に達し、平成16年以来続いた減少傾向は止まってしまった。政府は銃刀法も厳罰改正したが、その後も銃による凶悪事件は止まらない。銃器犯罪抑止に秘策はないのか。取り締まりの司令塔である警察庁の平井興宣(おきのぶ)・薬物銃器対策課長に聞いた。(加藤達也)
■統計的には「低水準」だが…
−−凶悪な銃器犯罪が続発していますね
「銃器犯罪に巻き込まれる危険が、誰にとっても人ごとでないほどになっている。今年、銃器犯罪が目立ったのは、暴力団による抗争の急増からだが、拳銃発砲事件の発生件数も11月末日時点で54件で15年からの減少傾向が増加に転じた」
−−今年の銃器事件の傾向は?
「暴力団による対立抗争の多発とともに、資金源に窮する暴力団が増えたことに関連する。暴力団は、窮状を打破するために暴力の象徴としての拳銃を使う。今年の暴力団による銃器がらみの事件の発生は状況は、11月末までで拳銃発砲が36件で、昨年の1年分を既に7件上回っている。検挙件数の推移を過去10年で見ると、7割から8割を暴力団が占めている」
−−暴力団に銃を持たせず、使わせないための対策は有効なのでしょうか?
「発砲件数は過去10年間はおおむね減少傾向で、対策は機能はしていたと思う。銃刀法は最近では5年と7年に改正され、今では発射しただけで目的次第では無期懲役もありうる重罪。抑止効果も大きいはずだが、法律厳罰化の結果、暴力団が組織防衛を重視して内部の動きを警察に把握させない体質になった。結果として拳銃の移動も分かりにくくなり、隠し方も巧妙になっている。警察が把握していない人物に保管を依頼したり、把握していない場所に隠したりする動きがある」




