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【NOVA破綻】華麗な隠し部屋の主は雲隠れのまま
受講生と元受講生あわせて約40万人、外国人講師約4000人、日本人社員が2000人…。英会話業界最大手、NOVAの破綻(はたん)は、被害者数で戦後最大規模という不名誉な結末となった。華麗な「隠し部屋」で話題になった猿橋望社長は依然として雲隠れしたままだ。
会社更生法の適用を申請し、学習塾などを展開するジー・コミュニケーショングループ(名古屋市)に事業とブランドを譲渡。一見すると決着をみた形だが、多くの被害者の悔しさを思うと、転落の軌跡と将来を考えないわけにいかない。代表的な北海道土産で知られる「白い恋人」の賞味期限を偽装した石屋製菓のように、短期間で信頼を回復したケースもあるからだ。
石屋製菓の場合、明暗を分けたのは社長が早々に辞任を表明し、後任に北洋銀行の常務を迎えた点に尽きる。金融機関が後ろ盾となったことで、対外的な信用の傷を最小限にとどめた。
実は、資金繰りの苦しくなったNOVAにも、「助け舟」は出された。ある金融機関が猿橋社長をはじめ経営陣の退陣を条件に、再建のための融資を準備すると提案したのだ。すでに猿橋氏の信用は失墜し、社員や講師が猿橋氏に辞任を求める嘆願書は段ボール箱3箱分にもなっていた。
しかし、創業者のプライドからか、猿橋氏は社長の座に固執。金融機関の提案はあっけなく退けられ、3人の取締役が猿橋氏を解任する最悪の事態に陥った。
現在、約110校が開校した“新生NOVA”だが、クリスマスイブの24日、予想外の出来事が起きた。ジー社は「教室開校が予想以上に困難」として、600人以上の講師雇用を断念したからだ。NOVA破綻の問題の根深さを、改めて印象づけたといえる。
破産管財人の弁護士が明言した刑事訴追など、猿橋氏の責任追及の動きも、まだ具体化していない。破綻の核心部分の解明は年明けに持ち越される。















