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【衝撃事件の核心】捜査“滑って”いないか 世田谷一家4人殺害事件の7年 (3/4ページ)
捜査員16万人…容疑者は「A型の男」
16万1000人−。これまで警視庁成城署捜査本部が投入した捜査員の数である。
4人を殺害するという残忍さに、警視庁では世田谷事件を重要未解決事件と位置づけ、現在も60人の捜査員を専従させて捜査している。その中で犯人は浮上していないものの、犯人像は徐々に浮かびつつある。
帽子にヒップバッグ、そして血の付いたトレーナー…。殺害後も10時間以上にわたって現場にとどまり続け、アイスクリームを食べたり、インターネットで検索していた異常な男は、返り血を浴びたためか多くの遺留品を現場に残した。
捜査本部は、これらの遺留品を分析、2年前に犯人像を絞り込んだ。
《男性▽A型▽昭和40〜60年生まれ▽小鳥を飼育?▽本人か周囲が海外渡航?▽当時肥満体形ではない−》
これらが当時推定された犯人像で、項目を記したカードが警視庁の全4万5000人の職員に配布された。
以来、2年が経過したが、その後の調べで、新たに、いくつかの犯人像が浮かびあがった。
現場に残されたヒップバッグの中から4、5種類の化学物質の微物が検出され、鑑定の結果、スケートボードの滑り止めに使われるグリップテープなど、いずれもスケートボード関連製品の成分と一致。捜査本部は「スケートボード愛好家が犯人の可能性もある」とみて捜査を始めている。
さらに現場に残された犯人の血液のDNAからルーツをたどる人類学的分析も行われた。その結果、「母系に欧州系民族が含まれ、父親はアジア人」とみられることが判明。そこから捜査本部は犯人を「アジア系外国人か、混血の日本人」とみて捜査している。
また事件時に犯人がハンカチに細工し、特殊な方法で包丁の柄を包んでいたことも明らかになった。滑り止め策だったとみられ、捜査本部は仕事で体得した可能性もあるとみて重視している。
徐々に明らかになる犯人像。捜査幹部は「情報を積みかねていけば、必ずや犯人までたどりつくはずだ」とする。

















