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【衝撃事件の核心】捜査“滑って”いないか 世田谷一家4人殺害事件の7年 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
平成12年に東京都世田谷区で発生した宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人殺害事件は、30日で発生から丸7年を迎える。妹の泰子さん=同(41)=家族を一瞬で失った入江杏さん(50)は今月、心の変遷をつづった「この悲しみの意味を知ることができるなら」(春秋社刊)を出版。心の傷は癒えないが、遺族として事件と真正面から向き合おうと歩み出した。一方、警視庁成城署捜査本部は当初の捜査に“漏れ”があった反省を踏まえ、現場周辺での聞き込みなど基本捜査への「原点回帰」を徹底している。風化と戦いながら、7年の時を埋める捜査が続く。(森本充)
被害者の姉を癒したものとは…
隣に住んでいた妹一家を突然失った入江さんは事件後、ずっと立ち直りを模索し続けてきたという。
悲しみに暮れる日は長く続いたが、仕事を休んで支えてくれた夫ら家族、友人ら周囲の励ましもあって、徐々に“再生の道”を歩み始めた。
3年ほど前からは絵本の読み聞かせ活動を始め、趣味の絵を描くことにも癒され、「次第に前を向いて歩いていけるようになった」という。
昨年5月には、めいのにいな(nina)ちゃん=同(8)=、おいの礼(rei)君=同(6)=の2人の名前のローマ字を並べ替えて自分のペンネームとした。「入江杏」(irie・ann)という名前で妹一家4人との思い出をつづった絵本「ずっとつながってるよ」(くもん出版)を出版した。
ただ絵本では「どうしても事件のシーンを描けなかった」という。だが入江さんは今年1月から筆を執り、一気に260ページ分に及ぶ“想い”をしたためた。
「事件に触れることは辛かったが、文章にすることで自分の生きてきた証も振り返ることができ、意外と落ち着けた」

















