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14年前の殺人とDNA一致 女性下着を投棄の男、再逮捕へ (2/3ページ)
このニュースのトピックス:事件・トラブル
【DNAが結びつけた2つの事件】
自分がはいた女性用下着を民家に投げ込んでいた男と、解決の糸口すら見えなかった14年前の殺人事件を結びつけたのはDNA鑑定だった。押谷被告は見た目はインテリ風の会社員。男手一つで3人の子供を育てていたが、転居先で次々と変質的な事件が起こっていた。
大阪府茨木市に押谷被告が引っ越してきたのは昨年1月。その半年後から、女性用の下着が民家の庭先に投げ込まれる奇妙な事件が起き始めた。
当初は変質者による悪質ないたずらとみられていた。しかし、犯行は止まず、府警は前歴者を調べるため、下着にこびりついていたあかをDNA鑑定。ところが、一致したのは、14年前の殺人事件現場に残された男の体液のDNA型だった。悪質ないたずらが凶悪犯罪と一気に結びついた。
押谷被告は昭和52年に大手百貨店に就職し、経理を担当。結婚して3人の子供に恵まれた。しかし、平成7年に妻が病死。その直後から異常な行動が始まった。
当時は大津市の一戸建てに住んでいた押谷被告。近所では平成7年当時から、いやがらせが発生。「破った女性の下着やわいせつな本を庭にまかれた。窓を開けるのが苦痛だった」と住民は振り返る。女装した押谷被告が民家に忍び込もうとして取り押さえられ、「妻の下着の処理に困った」と釈明したこともあったという。押谷被告は14年、同市内のマンションに転居。ここでも女性用下着が廊下などにばらまかれた。
押谷被告の普段の生活は午前4時半に起きて子供の朝食と弁当を作り、出勤していた。近所にはきさくでまじめな父親とみられていた。不法投棄事件の調べに対し、押谷被告は「なぜ自分だけがこんなしんどいめにあわなければならないのかと、世間を恨んでいた」と供述しているという。

