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霊感商法疑惑 被害者数千人、被害は100億円か (1/2ページ)
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“教祖”直筆の字が10万5000円。祈(き)祷(とう)は10万円−。神奈川県警の吉田澄雄警視(51)が関与していた「神世界(しんせかい)」グループの驚くべき商法の実態が明らかになりつつある。グループは、心身の疲れを癒やす「ヒーリングサロン」を表看板に、若い女性らを巧みに取り込み商品を次々に販売。被害者は数千人、被害総額は100億円に達するとの指摘もある。
霊感商法の被害者救済などを進める「霊感商法対策弁護士連絡会」東京事務局の渡辺博弁護士によると、被害者はグループのサロンで最初、頭に手をかざされながら瞑想(めいそう)するヒーリングを軽い気持ちで体験する。
「宗教ではない」という安心感から受講を繰り返うちに、宗教色が徐々に強くなり、物品の購入や祈祷を受けることを勧められるという。
「神世界被害対策弁護団」によると、被害者が購入させられた“商品”は、「お肉筆」と呼ばれる団体トップが直筆で書いた字や、「力」と書かれた紙が入っているだけのお守り、「神書」という教義書など。価格はまちまちだが、お守りの中には50万円もするものもあるという。
被害者がこうした商品を買ってしまうのは、ヒーリングの際に人間関係や健康などの悩みを言葉巧みに聞き出された上で、「先祖の因縁がある」などと不安をあおられるためだ。
神奈川県警が詐欺容疑の被害者としている会社役員の男性(44)は「あなたの会社は戦国時代は首切り場だった」「処刑された人の霊がさまよっている」などと脅され、祈願名目に計490万円をだまし取られたという。
対策弁護団によると、グループに関する相談は平成17年から始まり、今年に入って激増。女性からの相談が圧倒的に多い。

