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「法を犯した覚えはない」と警視 霊感商法疑惑
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現職の警視は、霊感商法に関与していたのか? 神奈川県警の警備課長だった吉田(よしだ)澄雄(すみお)警視(51)が、心身の疲れを癒す「ヒーリングサロン」を装って客に高額の宗教用品を売りつける霊感商法に関与している疑惑が浮上した。
県警生活経済課は20日、この疑惑に関連して、詐欺の疑いで有限会社「神(しん)世界」(山梨県甲斐市)と下部組織の「びびっととうきょう・青山サロン」(東京都港区)など十数カ所を家宅捜索した。吉田警視はサロンに出入りして警察官8人を勧誘していたとみられ、県警は警視の関与と合わせて霊感商法の全容解明を進める。
県警は20日付で警備課長を解任し、警備部付とする人事を発令。吉田警視は任意の聴取に対し、「警察官として指弾を受けることはあっても、(霊感商法など)法を犯した覚えはない」と違法性の認識を否定しているという。
調べでは、サロン経営の女性役員(44)は2004(平成16)年4月中旬、横浜市内の男性(41)に「あなたの会社は戦国時代、首切り場だった」と不安をあおり、「業績アップには特別祈願が必要で、最低200万円以上、最高7000万円かかる」と持ちかけて現金約490万円をだまし取った疑い。
■神世界 神奈川県警などによると、神世界はヒーリングや祈願を名目に入会を勧誘し、会員は3000人以上、年間売り上げが15億円以上とみられる。神世界をめぐっては、除霊名目の行為などで、一人当たり数百万〜数千万円を支払わされる例が続発し、全国の消費生活センターや弁護士グループなどに相談が寄せられていた。吉田警視の銀行口座には定期的に多額の現金が振り込まれており、県警は口座に入金していた部下ら警察官計8人からも詳しい事情を聴いている。