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【衝撃事件の核心】「ライフル銃暴発」父の目の前で起きた“地獄” (1/3ページ)
「前日の練習ですべて撃ちきったと思っていた」−。9日、東京都目黒区の医師、立松秀樹さん(39)宅で起きたライフル銃の暴発事件。長男(5)が引き金に触れて発射された弾丸は、仲良しだった二男(2)の胸を貫通して命を奪った。立松さんが実弾を装填したまま銃を手入れし、席を外したわずかの間の出来事。警視庁の事情聴取に、立松さんは痛恨の思い違いを淡々と答えている。親の代から狩猟と射撃を趣味にしていたという銃のベテラン。専門家は「練習後は射撃場で銃身の掃除をするのが一般的。中を確認してさえいれば事故は起こらなかったのに」と首をひねるのだが…。(伊藤真呂武)
■弾を抜き忘れ? 「触っちゃダメだ!」
目黒の閑静な住宅街の一角で銃声が響いたのは、日曜日の昼下がりだった。
9日午後0時20分。応接間のドアを開けた立松さんの目に、ライフル銃の引き金付近を触っている長男の姿が飛び込んだ。
「触っちゃダメだ!」
慌てて注意する立松さん。が、その直後、銃から弾が飛び出した。弾は、長男と向かい合うように座っていた二男の右胸部を貫通した。
家族にとっては、地獄のような光景だったに違いない。
立松さんは、前日の射撃練習で使ったライフル銃や散弾銃4丁の手入れを始め、足りない用具を取りに行こうとテーブルの上に銃を置いたまま応接間を離れ、戻ったところだった。
その間、わずか数分。
手入れを始めたときには、兄弟はいなかったという。
弾が残っていたのはこのライフル銃だけだった。ライフル銃は弾丸を3発装填し、連続発射できるタイプ。銃を取り換えながら練習をしていて、ライフル銃に弾が残っているのを忘れてしまった可能性はある。
ただ、捜査幹部は「射撃場で空撃ちするなど、きちんと弾を確認していれば問題なかった。そこに過失はある」と指摘。警視庁捜査1課と目黒署は、銃の安全管理に問題がなかったか、重過失致死容疑で、立松さんから事情を聴いている。




