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守屋氏妻なぜ逮捕? 夫も知らない関与追及

2007.12.3 00:58
このニュースのトピックス守屋前防衛次官問題
妻の守屋幸子容疑者。防衛省の課長級以上の夫人たちで構成する「美鳩会」では「女帝」と呼ばれた妻の守屋幸子容疑者。防衛省の課長級以上の夫人たちで構成する「美鳩会」では「女帝」と呼ばれた

 防衛装備品調達をめぐる汚職事件で、前防衛事務次官、守屋武昌容疑者(63)とともに、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された妻の幸子容疑者(56)。公務員の妻に同容疑の「身分なき共犯」を適用することは異例で、法曹界でも注目を集めている。なぜ、公務員ではない妻まで逮捕されたのか−。そこには、いくつかの理由があった。

 関係者によると、検察内部でも当初は、幸子容疑者を逮捕することについて議論もあったようだ。収賄罪は公務員に適用される「身分犯」で、民間人を処罰するためのものではないためだ。平成8年に収賄容疑で逮捕された岡光序治・元厚生事務次官=実刑確定=の事件でも、妻が業者にマンション改修費を出させるなど「おねだり」が問題視されたが、任意の事情聴取を受けただけで立件はされなかった。

 しかし、幸子容疑者は、わいろとされた計12回のゴルフ旅行(計389万円相当)全てに同行。このほか、守屋容疑者が不在の場合でも、「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者(69)から単独でゴルフや飲食接待を受けることもあった。検察幹部は「これほど積極的に妻が接待に関与した例はないのでは」という。

 また、すでに明らかになっている宮崎容疑者から守屋容疑者側への資金提供約400万円のうち、200万円超は幸子容疑者名義の個人口座に入金されていた。幸子容疑者はこの資金提供について周辺に「夫には相談せず、個人的に借りた」と打ち明けていたという。

 「今回の事件は、妻にしかわからないことがある」(検察幹部)。特捜部は、守屋容疑者とは別に、幸子容疑者の供述を確実に得る必要があると判断したとみられる。

 幸子容疑者はこれまでの特捜部の調べに対し、「反省している」と供述する一方、わいろの認識については否認を続けているもようだ。

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妻の守屋幸子容疑者。防衛省の課長級以上の夫人たちで構成する「美鳩会」では「女帝」と呼ばれた
守屋容疑者に続き、タクシーに乗り込む妻、幸子容疑者とみられる女性。この日のうちに夫妻はともに逮捕された=11月28日午前10時5分、東京都新宿区
「自衛官に疑惑の目を向けないでほしい」。そう言い、守屋容疑者は涙をぬぐった。でも、泣きたいのは現場の自衛官のほうだろう=11月15日の証人喚問

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