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資金洗浄で外人含む2人逮捕 日本舞台に8億5000万

2007.11.27 12:50
このニュースのトピックス組織犯罪

 埼玉県の銀行などを経由し、海外犯罪グループがマネーロンダリング(資金洗浄)していた事件で、県警国際捜査課などは27日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)の疑いで、ナイジェリア国籍の同県蕨市、飲食店経営、アサボー・フェリックス・スティーブ(41)と、同県所沢市、会社員、磯野敬一(32)両被告=いずれも詐欺罪で起訴=を再逮捕した。

 日本を舞台にした海外犯罪グループの資金洗浄が同法で立件されるケースは全国初。アサボー容疑者らは平成17年3月から今年7月にかけて31口座を不正開設し、計約8億5000万円を資金洗浄したとみられる。

 調べでは、アサボー容疑者らは昨年3月、同県ふじみ野市の銀行で、米国から入金された約2100万円を詐欺事件の被害金と知りながら、行員に「自動車のパーツ代」とうその説明をして犯罪収益を隠した疑い。

 調べに対し、「詐欺事件の金と知っていた」と容疑を認め、「審査の緩い銀行を狙って口座を作った」と供述している。

 アサボー容疑者らは入金された現金の約2%を手数料として受け取り、10日前後の期間をおいて米国やカナダ、イギリスなどに分散して送金することで、資金洗浄の実態を隠していた。資金洗浄の手数料で、約1000〜1700万円を稼いでいたという。

 同課によると、米国の詐欺事件は偽造小切手を使ったもの。平成17年12月、米国の60代男性に、南アフリカ共和国から「鉱山投資をしていた親戚(しんせき)の遺産約17億円の35%を相続してほしい」と手紙が届いた。約2カ月後、「税金を納めるため、換金して日本の銀行に振り込んでほしい」と男性名義の偽造小切手が届いた。男性は換金してふじみ野市の銀行に現金を振り込んだが、小切手の偽造が判明、弁償を求められた。

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