ニュース: 事件 RSS feed
男は射殺会長の直系幹部
このニュースのトピックス:組織犯罪
佐賀県武雄市の入院患者射殺事件で逮捕状が出ていた中、福岡県警に銃刀法違反の現行犯で逮捕された指定暴力団道仁会系組員、今田文雄容疑者(61)=福岡市城南区=は、福岡市の路上で8月に射殺された松尾義久・道仁会会長直系の組で幹部を務めていることが26日、福岡県警の調べで分かった。
松尾会長射殺の実行犯として逮捕、起訴された男は、道仁会から分裂した暴力団九州誠道会系の組員だった。佐賀県警は、松尾会長射殺の報復目的で病院に押し入った今田容疑者が、相手を間違えて入院男性を殺害した可能性が濃厚とみて、襲撃対象人物の洗い出しを進めている。
福岡県警によると、今田容疑者は逮捕後の調べに「4年前から道仁会系松永組(福岡市博多区)に所属している」と供述。松永組は松尾会長(旧姓大中)が組長を務めた大中組の系列で、今田容疑者はかつて大中組に属していた時期もあったとされる。
松尾会長は8月18日夕、福岡市中央区の路上で車を降りた直後、頭などを撃たれ死亡。10月になって九州誠道会系組員の岡久伸被告(38)=殺人罪などで起訴=が「自分が撃った」と出頭した。岡被告を現場に車で送迎したとされる別の組員は逃走中。
福岡県警は今田容疑者が25日未明、同県大野城市で警察官の職務質問に反抗して発砲し、拳銃2丁と実弾20数発を所持していたことを重視。道仁会と九州誠道会の抗争が激化しているさなかでもあり、銃の入手経路など逮捕容疑の捜査を優先し、10−20日間の拘置と取り調べを経て、福岡地検が起訴した後、佐賀県警に身柄を引き渡す方針だ。

