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多重債務者“食い物” 返金マニュアル高額販売 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:不祥事
マニュアルを5月に購入した中国地方の30歳代の男性は7社から200万円超を借金していた。月収20万円から代金5万円を支払うことは大きな負担になったが、マニュアルを参考に6社から約20万円の過払い金を取り戻した。「高い授業料だったけど、それ以上の過払い金が返ってきたから納得している」
しかし、東北地方の女性はマニュアルを目にした瞬間、「やられたな。高すぎる」と思ったという。「マニュアルにはインターネットなどで入手できる情報が記されていた」。ただ、同センターに文句をいうつもりはない。「これ以上、かかわりたくないから」
悪徳商法に詳しい東京都杉並区の富永英久行政書士は「同様のCD−ROM付きマニュアルは書店で数千円で販売されており、5万円は高すぎる。多重債務者の『お金がほしい』という心理につけ込み、えげつない」と批判。悪徳商法には被害を救済するという甘い言葉で勧誘する手口があるといい、「多重債務者は狙われやすく、自己防衛が必要。クーリングオフは書面を交付されていなければ、いつでも行使できる」と話す。
同センターは「書面は交付していなかった。(産経新聞の)指摘を受け、交付するようにしたい」としているが、「100件以上を販売し、返品を求められたのは1件だけ。借金を抱えている人はお金がなく、弁護士を雇えない。過払い金の多い人には5万円以上の価値があり、購入者からは喜びの声が寄せられている」と説明した。
一方、マニュアルの勧誘をめぐって2件の相談を受けた熊本県消費生活センターは「ファクスした借金の一覧表が悪徳業者に出回れば、融資保証金詐欺などのターゲットになることも考えられる」と警戒し、安易に勧誘に乗らないよう呼び掛けている。
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