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連載【漂揺の30年(1)】横田めぐみさん拉致 「人ひとりの命は…」 (3/3ページ)
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「でっちあげ」と否定し続けていた北が、めぐみさんら日本人拉致を認め、謝罪したのも、もう5年前だ。めぐみさんは「死亡」と伝えられたが、「偽遺骨」に象徴されるように「子供だましのストーリー」をもってめぐみさんの「死亡」が確認されるわけはなく、説得力は皆無だ。
「めぐみちゃんがいる場所が分かって、あの子が持っていた物も写真で出てきて、子供ができていて、あんな大きくなっている。形としてはっきりと認められるものがある。何も分からなかった20年間と今は違う」。早紀江さんはそう話す。
「何のために子供たちはこんなにひどい目に遭っているのか。大変な問題が日本に起きているのに…」。早紀江さんが各地の講演で語りかける言葉には、一人でも多くの国民が関心を持ち続けてほしいという願いが込められている。民意が政治を動かす力になると信じているからだ。
先月末の家族会と福田首相の面会で、早紀江さんは「子供たちは海におぼれている状態のまま長い間助けを求めています。泳いでなり、ブイを投げてくれるなり、必ず救出していただきたい」と懇願した。ダッカ事件とは別の次元で、早紀江さんら家族が福田首相に伝えたかったのは「人ひとりの命は…」という気持ちだった。
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横田めぐみさんが拉致されて、15日で30年。日本人拉致事件の“象徴”に焦点をあてる。

