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フィギュア製作会社2億円所得隠し ヤメ検の元弁護士ら逮捕
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アニメキャラクターのフィギュア(人形)製作会社「コミニカ」(東京都新宿区)が、商品の仕入れ額を水増し計上するなどの手口で法人税約5700万円を脱税したとして、東京地検特捜部は12日、法人税法違反(脱税)容疑で、同社社長、大久保恭子(52)と、元弁護士(8月に登録抹消)の竹原隆信(49)の両容疑者を逮捕、関係先を家宅捜索した。特捜部では、元検事で同社の顧問弁護士だった竹原容疑者が法律的な知識を悪用して脱税スキームを考案、大久保容疑者に脱税の指南をしていたとみている。
調べによると、大久保容疑者らは、中国・香港の取引会社からの商品の仕入れを水増し計上する手口で、平成17年2月期までの3年間に約1億9800万円の所得を隠し、法人税約5700万円を脱税した疑い。
隠した所得は、海外のタックスヘイブン(租税回避地)のダミー会社などを経由させて、両容疑者名義など複数の口座に分散して入金させていた。2人の預金や、投資信託購入代金などに充てていたという。
同社は、大久保容疑者が昭和60年に設立し、平成6年に現在の社名に変更した。アニメキャラクターをリアルな立体像に変える「精密フィギュア」と呼ばれる人形製作分野の草分けとして知られている。
スタジオジブリの宮崎駿監督作品などのキャラクターフィギュアを中心に手掛け、15年に映画「風の谷のナウシカ」のDVDとフィギュアのセット販売などで売り上げを拡大していたが、17年2月期、急に減収減益に転じていた。
関係者によると、両容疑者は、任意の事情聴取などに対して容疑を否認していたという。特捜部は、証拠隠滅や逃亡の恐れがあるとみて、逮捕した。