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【主張】関東学院ラグビー 学生も甘えず自覚を持て
大学スポーツ界で、またも不祥事が起きてしまった。
ラグビーの強豪、関東学院大の2人の部員が大麻を栽培していた容疑で、神奈川県警金沢署に逮捕された。犯罪の現場となったのは、部が借り上げていたマンションだけに、大学およびラグビー部の責任は重い。
大学側の判断が一時混乱したとはいえ、今年度の活動を自粛して、残りのリーグ戦と大学選手権の出場辞退を決めたのは当然だろう。
関東学院大ラグビー部は、春口広監督の情熱あふれる指導で力をつけ、早大、明大、慶大などの伝統校と肩を並べるレベルにまで達した。「来る者は拒まず」を一貫した方針として打ち出し、部員数が200人を超えたこともあった。
現在の部員数は153人。1軍選手は約50人収容の合宿所に入れるが、その他の選手は近くのマンションで生活し、食事やミーティングのとき、合宿所にやってくる。
これだけの大所帯となれば、目が届かないこともある。深夜まで酒を飲んで騒ぎ、近所の人に迷惑をかけたケースもあったという。
春口監督は反省の弁として「今後は寮に泊まり込むとか、部員との生活を密接にしてきたい」と述べたが、裏切られた思いであろう。
最近、大学ラグビー界で不祥事が続いている。昨年10月、日大で部員の私鉄定期券の不正購入、使用が発覚した。今年5月には、同志社大の部員3人がわいせつ目的略取未遂で逮捕、7月まで公的活動を自粛していた。
それにしても幼稚で、モラルの低下が著しい。技術、体力で秀でていることを過信して、世の中が自分を中心に動いているように誤解してしまう。周囲から持てはやされ、ますます何も見えなくなる。道をあやまろうとしている、という指摘にも耳を傾けようとはしない。
不祥事が起きると大学、指導者を追及する声が強くなるが、当事者の学生の責任も重いのではないか。身勝手な行動を慎み、チームのために何ができるかを自分自身で考えてほしい。
そこには、レギュラー、控えの区別などない。勝利至上主義を排し、一丸となって事にあたる自覚が求められている。