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【消える「一線」】ネット犯罪2007(6)責任 「自分の身は自分で」 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:脅迫
都内の中学副校長が4月、一人の生徒から「掲示板に携帯のメールアドレスと悪口が書かれ困っている」と相談を受けた。掲示板を開いたが、どうしていいか分からない。「書き込みをやめて」。自分が教員と告げ、書き込んだ。
「何だ? このセンコー」。新たな書き込みが現れた。「どうやったら消せるの」と正直に尋ねた。「なんだ。センコーのくせにそんなことも分かんないの。バーカ」
削除依頼するためのページを何とか見つけ、学校名や自分の名前を書き込んだ上で、「どうしても削除してほしい」と記した。翌日には、生徒の悪口が書かれていたスレッドが消えた。
が、別の人が匿名で数カ月前に書いた削除依頼文は放置されていた。
「中傷を放置したサイト管理者が摘発されるようになり、以前より削除依頼に応じるようになった。だが、書き込みが多く、削除作業が追い付かない」。インターネット協会の大久保貴世さんはそう語る。
ネットでの中傷をめぐっては「プロバイダ責任制限法」が14年に施行され、法務省を通じ発信元の情報開示が求められるようになった。だが、「通信の秘密」に触れるため、開示にいたるケースは、削除に比べ少ないという。「削除しても、それに反発して複数の掲示板にムキになって書き込まれたり、画像を添付されることもある。彼らは反応を楽しんでいるので、放っておいた方がいい場合もある」(大久保さん)
もはや避けて通れないネット社会。ネットに向き合うとき、何に気を付けたらいいのだろう。