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赤福偽装、昨年度に2件の情報、県は不正を見抜けず
和菓子の老舗メーカー、赤福(三重県伊勢市)による偽装問題で、赤福の偽装に関する情報が昨年度に2件、三重県に寄せられていたが、県は立ち入り検査などを行ったにもかかわらず不正を見抜けなかったことが30日、わかった。県はこれまで、赤福に関する情報は寄せられていないとしていた。
県によると、昨年8月1日、伊勢保健所に匿名の電話があり、「(赤福が毎月1日に発売する)『朔日(ついたち)餅』は、早朝に発売されるのにその日の製造になっているのはおかしい」との内容だった。
県は工場長を保健所に呼び出し事情を聴いたが、冷凍施設を使っているとの説明で、食品衛生法上は問題がないと判断したという。
また、今年1月26日、伊勢保健所に「赤福餅で消費期限を書き換えたり、記載していない添加物を使っている」との匿名の電話があり、本社工場で工場長に聞き取り調査をしたが、違反は発見できなかったという。
県は「赤福の件では、だまされ続けているという印象。これまで性善説に立って検査を行ってきたが、疑ってかかることも必要だと感じている。不正を見抜けなかったのは申し訳ない」と話している。また、これまで情報が寄せられていないとしてきたことについては、「十分に県内部で調査ができていなかった」と陳謝している。