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【消える「一線」】ネット犯罪2007(4)接点 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:萌え〜
「自分では躊躇(ちゅうちょ)してしまう。此処(ここ)から消えたい。手に入らない物がほしい。どんなことでも相談下さい」
「デスパ」のハンドルネームでこう書いた携帯サイトを開設したうえ、別の複数の掲示板に「復讐(ふくしゅう)、薬、自殺幇助(ほうじょ)etc・何でも致します」とサイトに誘う書き込みをしていた男(33)が10日、嘱託殺人容疑で再逮捕された。
男は「死にたい」という川崎市の女性(21)の投稿を受け、4月に女性宅を訪問。睡眠導入剤を大量に飲ませ、朦朧(もうろう)とした顔にポリ袋をかぶせ窒息させ、殺害した。
「金がほしくてサイトを開いた。『最後までみとって』と頼まれたからやった」。逮捕後も平然とそううそぶいた。
男は埼玉やほかの十数人にも「死ねる薬」と称して薬を混ぜた栄養ドリンクなどを1本20万円以上で販売、千葉県で実際に自殺者が出ていた。
「これまでの自殺サイトとは根本的に違う。自殺志願者に付け込んで金を稼ぐ極めて悪質なビジネス」。井上さんは怒りを込めて指摘する。「自殺サイトが出現したから自殺者が増えたとは言えない」と前置きし、続けた。「この種のサイトが、1人では死ねなかった人に、最後の敷居を越えさせてしまった事実は消しようがない」(桜井紀雄)