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【消える「一線」】ネット犯罪2007(1)転載 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:防災・交通安全
サイトを開いているのはどんな人物かと、片山さんは都内で開かれたイベントに元被告を見に行ったことがある。子供に優しく接し、学校関係者の評判もよかった。「いい人かも」。だが、調べには「高校生のころから頭の中で子供を殺して楽しんでいた」。
「ゆがんだ欲望にネットが火を付けた」のだと思いを強くした。
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片山さんは3年前から少年院や刑務所など全国の矯正施設を訪ね、被害者の思いを伝える活動を続けている。講演先は延べ100カ所を超えた。
伝えたいのは怒りより、「犯罪をなくすにはどうしたらいいか、一緒に考えよう」との思い。いちばん悲しいのは、謝ったふりをされることだという。「彼はいつ本当に自分の罪と向き合ってくれるのだろうか」
インテリアデザイナーをしている片山さんは、仕事でも頻繁にネットを使う。「風化しないように」と隼君のサイトを立ち上げられたのも、ネットがあったからだ。
「ネットはなくてはならない便利な道具。だけど、車に免許証がいるように、便利な道具を使うには責任が伴う。責任が取れない社会はおかしい」。予期せぬネット犯罪に巻き込まれた片山さんの率直な思いだ。
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インターネットが犯罪にもたらす影響が加速している。捜査幹部は「これまで犯罪と無縁に思えた人間が手を染め、気付かぬ間に人が被害者にされる」と言う。ネットに引き起こされた“想定外の被害”。「MSN産経ニュース」でネットでの報道を本格化させた産経新聞として、その現実を追った。(桜井紀雄)

