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【消える「一線」】ネット犯罪2007(1)転載 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:防災・交通安全
「死体は物であって名誉棄損に問えない」。法律の専門家からそう言われた。ある掲示板では、児童ポルノの掲載を「やめろ」と書き込んだ男性がネット上で袋だたきに遭っていた。圧倒的多数はこう叫んでいた。
《いいだろう! 誰にも迷惑かけてないのだから》《ネットだから許されるんだろ》
何が正しいのか分からなくなった。「事故が悲惨であるほど、好奇心をかき立て、盛り上がる人たちがいる」。悔しさに涙がにじんだ。
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膨大な証拠をそろえ、被害に遭った他の5遺族とともに告訴した。2月、元被告は児童買春・ポルノ禁止法違反と著作権法違反罪で立件された。その公判で、被告の供述に唖然(あぜん)とさせられた。
謝罪しながら、「山積みされた無料のポケットティッシュを多めに取ってしまっただけ」とうそぶいた。人より目立つことをしたから捕まったと言いたいかのようだった。警視庁の取り調べには「スピード違反をした」とも答えた。
「責任を理解しているとはみえない。息子は2度殺されたに等しい」。片山さんは怒った。
「生身の子供には興奮しなかった」「周囲に認められない孤独感から自分と同じ性癖を持つ人を探していた」。元被告は淡々と動機を語った。

