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胸に響かぬ謝罪の言葉 姫路・ホームレス殺害事件判決から
このニュースのトピックス:少年犯罪
実刑を言い渡されると、元高校3年の少年(19)は、小さな声で「はい」と答え、軽くうなずいた。17日、神戸地裁姫路支部であった兵庫県姫路市のホームレス火炎瓶殺人事件の判決。未必の殺意を認定されると、唇をかみ、落ち着かない様子で何度も首を回した。
公判では「僕には、償うことしかできない」と贖罪(しょくざい)の意思を伝えていた。しかし、殺意は一貫して否認。謝罪は関係者の胸に響かなかった。
「ただ橋の下でにこにこ笑いながら生きていた人。言葉の反省なんて何の役にも立たない」。亡くなった雨堤誠さんから息子がキャッチボールをしてもらったという自営業男性(62)は今も憤る。
姫路市のホームレスは民間支援団体の推定で約150人。姫路市教育委員会のある課長は「小中学生には『なぜホームレスになったのか。なぜホームレスから抜け出せないのか』を学んでもらっている」と説明する。
現場近くに住む中学3年の女子生徒(15)は「ホームレスは臭いだけ。ロケット花火だったら投げたことある」と笑いながら話した。「面白いから」とも。
炊き出し支援をしているカトリック姫路教会の神父は「結局、人とかかわりを持ち、自らの未熟さに気付いてもらうしかない」と話す。