ニュース: 事件 RSS feed
宗教法人「紀元会」を捜索 暴行死で少女を逮捕 長野
長野県小諸市のすし店経営、奥野元子さん(63)が、宗教法人「紀元会」の会員から集団暴行を受けて死亡した疑いが強まったとして、長野県警は15日、傷害致死の疑いで、同市の紀元会本部などを捜索、同容疑で信者の少女(17)を逮捕した。県警は幹部を含む会員十数人からも事情を聴いており、容疑が固まり次第、逮捕する方針。
調べでは、少女は9月24日から同25日にかけて、施設内で多数の信者とともに元子さんに暴行を加え、全身打撲で死亡させた疑い。
元子さんが死亡した当日、元子さんの家族4人が暴行を認め、傷害容疑で逮捕された。4人は当初、「(元子さんが)生活態度に口うるさく、不満だった」などと供述していたが、その後の調べで、元子さんを含む家族5人が紀元会の信者であることが判明。紀元会の宗教施設内で家族らが多数の信者と一緒に元子さんに暴行した疑いが強まった。
家族4人のうち2人は暴行に直接かかわっていなかったとして、長野地検は処分保留にしたが、県警は今月5日、この2人を証拠隠滅容疑で再逮捕した。
元子さんは顔や手足を含む体中に打撲痕があり、司法解剖で死因は全身打撲と判明。宗教活動をめぐって暴行されたとみられ、捜査本部は幹部らの指示がなかったかなど、会員らから詳しい事情を聴き、事件の全容解明を進める。
紀元会は昭和45年に設立された神道系の新興宗教法人で、同県内に複数の支部を開設。「紀元水」と名付けた水を飲むと不治の病が治るなどと宣伝していた。

