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傷害致死立件は因果関係焦点 時津風親方解雇処分
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時津風部屋の力士急死問題で、愛知県警の捜査の焦点は斉藤俊さんの死と、度を超したけいこ、暴行の因果関係の立証に絞られてきた。県警は鑑定結果や供述を積み重ね、詰めの捜査を急いでいる。
県警は、死亡前日の6月25日の暴行について、兄弟子3人が取り囲み、金属バットを使っていることなどから、「しつけを超えた傷害であることは間違いない」とみている。その一方で、死亡当日も斉藤さんはけいこをしており、無条件に金属バット使った暴行が直接死につながったと特定することはできない。
相撲界では、30分から1時間のぶつかりげいこはあり、土俵でのたうち回り、体中から出血ような激しいけいこもある。「プロボクサーがリングで激しく打ち合って死亡したような場合は、違法性が阻却されるが、公判では、これと類似したケースとの主張を退けるだけの証拠をそろえる必要がある」(警察庁幹部)という。
このため、県警が待っているのは新潟大で行われている遺体の組織片の鑑定結果。傷害罪だけでなく、同致死罪の適用には、これまで「多発外傷性ショック死の可能性がある」とされた死因を確定させ、暴行や過度なけいこが原因だったとする鑑定書を得ることが必要だからだ。
その上で県警は兄弟子の誰が、いつ、どのような手段(凶器)で暴行を加えたかを特定し、死因との因果関係を見極める。また、時津風親方の「やってやれ」などの言葉がどのような意味を持ったかも判断していく方針だ。