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日本人カメラマン死亡か ミャンマー反政府デモ
【バンコク=菅沢崇】大規模な反政府デモが続き100人以上の死傷者が出ているミャンマーで、軍事政権当局は27日朝(日本時間同午前)、ヤンゴン市内の複数の僧院を急襲、ロイター通信によると、少なくとも僧侶ら200人が拘束された。一方、AP通信などは同日、ヤンゴン市中心部の反政府デモ隊を鎮圧しようとした治安部隊との衝突で、日本人とみられる男性を含む数人の遺体が見つかったと伝えた。
在ミャンマー日本大使館は27日午後、ミャンマー外務省から「男性の遺体の中から日本のパスポートが見つかった」と伝えられた。男性は50歳くらいで、カメラを持っていたという。
軍政側は26日夜の発砲に続いて、寺院に逃げ込んだ僧侶らを拘束するため、軍部隊が27日未明、同市ヤンキン地区のモーコン寺院など2寺院を急襲。建物を破壊した上、これまでの反政府デモに参加していたと見られる僧侶らを大量拘束した。
AP通信によると、27日、最大野党、国民民主連盟(NLD)のスポークスマン、ミン・ティン氏ら複数の幹部が拘束され、NLD本部は同日、閉鎖された。NLDは自宅軟禁中の民主運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが書記長を務めており、27日はNLDの結党記念日だった。
前日、治安部隊がデモ隊の武力鎮圧に乗り出し、流血の事態となったにもかかわらず、この日もヤンゴン市中心部の仏塔スーレ・パゴダ付近で、学生や若者ら1万人以上が集結。治安部隊は威嚇射撃を繰り返し、フランス通信(AFP)によると、離散命令に応じない100人以上の市民を拘束した。
この衝突で複数の負傷者が出ており、ロイター通信によると、日本人とみられる年配の男性が銃撃を受け、市内の病院に運ばれたが、死亡が確認されたという。
ミャンマー国営テレビは、死傷者が出たことを認めた上で、デモ隊が警官隊の武器を奪おうとしたため、制圧に踏み切らざるを得なかったと武力行使の正当化を説明した。

