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【主張】前厚生局長問題 規律を正して再発防止を (1/2ページ)
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「新車でもないし、(妻同士が)いとこだから親戚(しんせき)付き合いでもらった」。社会福祉法人の前理事長から高級乗用車の提供が発覚した厚生労働省九州厚生局の前局長の釈明である。
このほかにも前局長は中古の乗用車2台や自宅のリフォーム費用、小遣いなどの金品を受けたことを明らかにしている。利益供与は三十数年間で計数千万円相当に上るとみられる。
前局長は社会福祉法人の認可や補助金の交付を統括する立場にあった。かたや、前理事長は国から33億円以上の補助金を受け、老人ホームや障害者施設を手広く経営している。
職務上の利害関係者からの利益提供を禁じた国家公務員倫理法違反の疑いは濃厚だろう。前局長は「倫理法には抵触しないと思う」「便宜は図っていない」とも弁明しているが、開き直りとみられても仕方がない。
厚労省は前局長から事情を聴いた。さらに徹底的に調査し、厳正に対処すべきである。